心が和むトイレ【喜佐邸】

ショートムービー『優しい赤』の葉山ロケで使わせて頂いた家は、
シューズブランド KISSA の創立デザイナー、故 高田喜佐さんの別宅でした。
葉山にある一流ブランドの社長の別宅と聞けば、
どんな大きな洋館かなと想像してしまいがちですが、
平屋で二間ほどの小さな普通の昭和の家でした。
おかげで入り切れないスタッフが外に溢れておりました。



でも、玄関を出たら路地から海が見えている～
家主もきっと、このシチュエーションが何よりも気に入ったんだろうな…



トイレを借りて、僕は久しぶりに思わず写真を撮ってしまった。
あぁ、なんて心休まるトイレなんだろう～



壁に取り付けられてた手づくりの棚が可愛いよね。
いやいや、これだけじゃないんだ…



そう、足下に置かれた喜佐さんオリジナルの藁草履。
こんな新鮮な印象の草履、初めて見たよ。でも無理の無い普遍的なデザイン。
これって、KISSA で売られてたんだろうか？ ちょっと欲しい…



玄関のポストも手づくりっぽかったよ。
何気に蓋のそばには「ご苦労様です！」って書いてあったんだ。
きっと心優しき素敵な人だったんだろうね。
空き時間を使って、喜佐さんのエッセイを読ませて頂いたんだけど、
歳を感じさせない、本当に靴を愛してる人の温かい文章でした。
喜佐さんと生前にお知り合いになりたかったなぁ～


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