2008.03.20 Thu
ヨコハマで『メリーさんの棺』

知る人ぞ知る、奇才演出家、そして俳優の寺十悟。
彼が演出した舞台『メリーさんの棺』を観に横浜相鉄本多劇場へ。
タイトルからして、それはやはり "メリーさんの羊" と、
そしてまた知る人ぞ知る、伝説の白塗りのドレス姿のホームレス娼婦、
"老嬢メリーさん" がモチーフになってる物語だった。
佃典彦さんの脚本と寺十悟氏の演出により、
昨今の演劇界で新たなる伝説が生まれたと感銘させられた舞台だった。
21世紀の『近松心中物語』と言っても過言ではないのではないだろうか?

寺十氏の演出は回を重ねる毎に更に緩急が極まり、
音に関しては騒音と静寂、そして光りの明暗が観る側を惹き付けている。
生のジャズバンドを参加させ、楽器の生音と役者の声が入り乱れ、
かと思えば、携帯電話のディスプレイの明かりだけで演者の顔を浮かばせる。
物語は現実と非現実が交差し、パラレルなパラドックスの世界へと導く。
演劇スタイルとしても懐古的な雰囲気と現代のテイストがシャッフルされ、
言い伝えようのし難い世界観を醸し出していた。
上演を中断させようと憲兵でも現れるんじゃないかというタブー感。
エロス、歴史、伝説、妄想… まさにこれが演劇と思えたよ。
僕でさえ、危うく見逃してしまうところだったほど、公演期間は短く、
早くも明日(本日?)20日のマチネが楽日となる。
時間がある方は是非とも観る価値アリ!!!
今後も横浜でのみ再演を続けて欲しいと思えた舞台だったよ。
いずれはアニメ映画としてもイケる題材じゃないかな?
いやぁ〜、いい仕事してますねぇ〜
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| 鑑賞 | 04:02 | comments:6 | trackbacks:0 | TOP↑















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