食欲を取るか、観欲を取るか?
当初は道すがらの地元料理でも味わうつもりだったのだが、
時間的にどちらもという訳にはいかないようだった。
観光を取るなら、食事を諦めなくてはならない…、どちらか一つを選択しなければなかった。
しばらく迷い悩んだ揚げ句、どんなに旨い食事もいずれは尻の穴から出てしまうものと諦め、
観光の方を取ってみた。

そこに向かうと、城のような建物がそびえ立っていた。
意外にもこれは田舎舘村(いなかだてむら)の役場のようだった。
村に城を造るなんて、なんて洒落の効いた村だろう。

役場の駐車場に隣接した田んぼを見ると、稲が何やらマダラ模様のように生えている。
役場という名の城の天守閣に昇って、その田んぼを見下ろしてみると…!!!

なんと稲で日本画が描かれているではないか!
葛飾北斎の『富獄三十六景』の「神奈川沖浪裏」と「凱風快晴(赤富士)」らしい。
いつだったかに、たまたまTVで見掛けていたものだった。
ここにあったのか…
まさか実物を見る事が出来るとは夢にも思ってもいなかった。

ここは平成5年から続いている「田んぼアート」と呼ばれている場所らしい。
紫稲、黄稲、つがるロマンなどの稲で描かれており、
春に2週間もの時間を費やして測りながら手植えをされた、育つアート作品なのだ。
何でも今月末には稲刈りがされてしまうようで、
この作品をギリギリに鑑賞出来た事の運命に感謝したい。
おっと、私はこれを見る為にここに来たのではなかった。
その後の事は数日後にTV電波を通して明かされるであろう…


| 観光 | 16:00 | comments:5 | trackbacks:0 | TOP↑
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