大型二輪の道・最終章

教習所近くの坂上から富士山が見えていた。
そんな写真を撮るゆとりさえあった自分だったのに、
卒検を終えた僕の手はブルブル震えてた…
今日の受験者は普通二輪を含めて5名。大型二輪は僕を含めて2名。
検定員を待つ時間、そして検定が始まって順番を待つ時間…
ほとんど会話の無い重たい時間がとても長く感じた。
前の順番の若者にコース確認をきっかけに話し掛けるのが精一杯だった。
検定は最後の5番目だった自分…
中盤の波状路までは順調に走れていた気がしたのに、
一本橋走行からフラつき始め、徐行左折では縁石に左足を付いてしまい、
今までの教習よりもコンディションの悪い走りになってしまったのだった。
バイクを降りた瞬間の自分の手が震えていた事が情けなかった。
他の誰よりも緊張などしていないつもりだったのに、
本番に弱かったのは結局は自分だったとは…
もう不合格だな… と思い込み、
結果報告を待つ時間は、もう誰に話し掛けられる心境ではなかった。
1人ずつ廊下に呼び出され、結果が告げられ出した。
微かに報告内容が聴こえ、皆は合格している様子…
最後に一人だけ不合格とは恥ずかしい…
「合格です」
「えっ?…マジですか?」

フラつき、足着きは確かにチェックされていたが失格ではなかったようだ。
縁石に決して乗ってはイケないのは、タイヤだけなんだそうだ。
期待すらしていなかった意外な報告の嬉しさ余りに、つい涙ぐんでしまった。
まずは役をくれた監督に報告したくて、
でも電話も照れ臭くて、直接自宅を訪ねてしまった。
こんな興奮は何十年ぶりなんだろうか?

先日撮った夕日だけど、こんな気分の帰路だったよ。
新しい免許証が待ち遠しいぜっ!
東京日産ドライビングカレッジの皆様、お世話になりました!
ツイッターフォロワーの皆様、大変御心配をお掛けしました~
御声援を下さった皆様、本当にありがとうございましたっ!




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