『20世紀少年』みたいな気分
お墓参りに木曽へ里帰りして来ました。
久し振りにお寺に行って、焼香してきたんだけど、
升に入っていたお米の扱い方が分からず、焼香と同じ作法をしたんだけど、
後で立ち寄った従兄の家で聴いたら、時計回りに撫でて中心を摘むんだとか。
先祖にお米を盛ってあげるという行為らしい。
つまりはその行為の気持ちさえ、理解してやれてればイイんだよね?
お盆とは言っても、自分も先祖も帰る家がない(特に今は賃貸中なので)。
墓石を洗ったり、片付けをしたりで、気が付けば2時間近くお墓にいた。
先祖をもてなす場所がいつも無くて申し訳ないと思う。
一泊の里帰りだったけど、懐かしい人たちに逢えたよ。
前夜に義兄と行ってた居酒屋には、僕の噂を聞いた小林夏樹さんが駆け付けてくれ、
お寺では20数年振りぐらいに中学時代の同級生と偶然逢ったりもした。
20代の頃によく遊んだ仲間とも久し振りに集合。
決して近くはない友人らを自ら車で迎えに行く様は、見事にあの頃を思い出させた。
当時はまだ「アッシー」なんて言葉は無かったと思うけど、
地元在住で車を持っていたのは自分だけだったから仕方がなかったのさ。
初めて聴く訳でもない昔話に花が咲いて盛り上がったのだが、
何か違和感を感じていた自分…
よく考えたら、自分だけ他のメンバーと違う学校なんだよな。
昔は「お前、学校違うじゃん」と、よくからかわれてた。
面白いエピソードが耐えない連中だから、
当時は他人事として聞いても楽しませて貰えてたけど、
さすがに更なる20数年の時が経って、
エピソードのタイトルや断片を聞いた瞬間に皆と同時には笑えない
情報不足の自分が淋しかったりもする。
"やっぱり自分は皆と学校が違うのだ…"
ハクサイ先生って、どんな顔してたんだろう?
その似顔絵って、どんな絵だったんだろう?
自分だけが その実像を知らない。
現在の自分はなくなり、当時の関係性が再現されたように見えた。
あの頃の自分も皆の話を黙って聞いているだけの存在だったのかな…
「夜中に小学校のプールに忍び込んで泳いでゲロ吐いたのって誰だった?」
「それ、俺だったかな? 」
そう言いながら、もう確信が持てなかった。
なんだか『20世紀少年』みたいな気分の帰路だった。
あぁ、判った…
俺だけ酒が入ってなかったんだ。
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| 日記 | 17:54 | comments:6 | trackbacks:0 | TOP↑
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