原田芳雄さんの通夜に行ってきた。
錚々たる参列者の中、僕は一緒にいても良いのだろうかと恐縮してた。
何度かお逢いしてて、御自宅にもお邪魔した事があったけど、
僕が役者として芳雄さんと共通した作品は
映画『ざわざわ下北沢』、『PARTY7』(2000)、
TVドラマ『逃亡者 RUNAWAY』(2004) だけだった。
もっと成長して芳雄さんとガッツリ芝居をしてみたかったなぁ。
僕が上京したばかりの時に照明助手として参加した『無能の人』では
浮浪者役で出演した芳雄さんを初めてナマで見て興奮してた。

だって、上京する時の僕の年賀状のデザインは
芳雄さん主演『われに撃つ用意あり』のパロディーだったんだもの。
それだけ俳優:原田芳雄に憧れ、尊敬してたんだよな。
僕が芳雄さんとの最後になった仕事は意外にも『タモリ倶楽部』。
2007年12月7日「メトロに乗って綾瀬検車区に行こう!!」という企画だった。
長男の喧太君と共に「タモリ電車クラブ」の会員証を頂き、
タモリさん、芳雄さんらと貸切りの地下鉄に一緒に乗らせて頂いた。
映画の現場でないのが妙な気分だったけど、これはこれで貴重な想い出だ。
鉄道趣味の中でも得意分野が「線路」だったという芳雄さん…
元保線マンとして、もっと語り合いたかったなぁ…
何年前の事だろう…
忘年会のハシゴの末、深夜の2時過ぎに原田家を訪ねた事がある。
失礼にもそれが初めての訪問だった。
殆どの人が酔い潰れている中、恐縮していると、
奥から芳雄さんが出てきて、目の前に座って暫く話してくれた。
「もうこれからは君たちの時代なんだから…」
まるで隠居でもするのかのように聴こえた言葉だったけど、
今では遺言のようにも受け取れてならない。10年以上も前の事なんだけどね…
明日は告別式。
今日以上に沢山の人々が集まるだろうな。
弔辞を読んだ阪本順治監督の言葉を借りて云うならば、
明日こそが原田芳雄さんのクランクアップです。
お疲れ様でした!
そして沢山の刺激をありがとうございました。
そしてこれからもスクリーンの中の芳雄さんを見続けますよ。
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