『イングロリアス・バスターズ』の宣伝で来日中のタランティーノ監督を囲み、
2年振りに『KILL BILL』のスタッフ・キャストらが
権八に集まった。
先日のプレミア試写を観て、感銘の言葉を是非とも伝えたかったから、
また逢う事が出来て本当に嬉しかったよ。
北京で『KILL BILL』を撮影していた頃から早7年…
それなのに、こうして彼の来日の度に集まれるって素敵な事だよね。
英語は未だに直接話せなかったけど、
新作の妄想カットについて語り合っていたら、
「君が今、言おうとしている事が分かるよ!」と腹を抱えてたクエンティン。
なんかハートで通じ合っちゃった?
もう何も話さなくても笑い合ってたな。
「ブラピとジョニー・デップと僕とボバは同い年!」
「誰か変?」ご機嫌宜しくクエンティンはカラオケに行こうと言い出した。
『KILL BILL』日本パートの最後の夜に美術チームと行ったカラオケが、
とても楽しかった事を思い出したみたいだった。
明日早いと言いながらも、大方のメンバーが渋谷のカラオケ店に移動。
ユニコーンとか気に入ってくれるかな?と、最初に僕が『WAO!』を歌ってみる。
ところが、クエンティンは聴くというより、自分の歌う曲の選曲に夢中だった。
おぉ~、なんかカラオケBOXって感じじゃねぇ~か。
ようやく彼はエルヴィス・プレスリーの『POLK SALAD ANNIE』をオーダー。
僕らはさっそく、リモコンで検索をしたのだが、その曲が見つからない。
カタカナで検索しようが、英語で検索しようが出て来ない…
本には載っているのに、選曲が出来ないって…
クエンティンがせっかく時間を掛けて選曲したってのに、どうすんのさ。
「まぁイイじゃん、他の曲にすれば?」とは言えなかった。
クエンティンが石のように固まり始めている?
(実は選曲している)若干、戦々恐々とした空気が流れ始めていた。
店の人を呼び、如何な事かと問い詰めるも、この事態に余り慣れていないようで、
代わる代わる店員が操作して、この機種には入ってない事が判明したのだった。
「2年前なら歌えたのにと言いたいのか?」悪魔の如く声色を変え、通訳を挟んで皮肉でからかうクエンティン。
まるで彼の映画のシーンを観てるみたいで可笑しかったぜっ!
結局『POLK SALAD ANNIE』は部屋を変更する事で、
無事にクエンティンはお気に入りの曲を歌う事が出来たのだった。
『We Are The World』を皆で歌ったのだが、クエンティンは大ウケ。
どうやら英語歌詞が間違っているらしく、「自殺しよう」と歌わされてるらしかった。
画面の歌詞を信じて、気が付かずに歌ってる僕ら日本人ってバカみたいじゃん~
このカラオケは何処のソフトじゃあ~!!
「もう一杯だけ飲んで帰ろうよ」というクエンティン。
こんなに長く夜を共にしたのは、僕にとっては初めての事だった。
深夜の渋谷を歩く僕らはまるで『レザボア・ドッグス』みたいじゃねぇ?
てか、クエンティンの後ろ姿は本当に大きいなぁ~
「君は日本映画の守り神みたいな存在だね」と言ってくれたクエンティン。
ゴメンよ、最近は余り映画に参加出来てないんだ…
君の大きさに負けないよう、今度逢う時はもうちょっと成長しておくからさ。
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