噂の木村大作組『劒岳 点の記』

久しぶりに映画の衣装合わせで東映大泉撮影所に。
映画の仕事は何気に『L change the WorLd』以来、4ヶ月半ぶりだ。
年末に役所広司さん、宮崎あおいちゃんらの出演も決まって話題になった
新田次郎原作の『劒岳 点の記』という作品の監督はなんと、
『日本沈没』『八甲田山』『復活の日』『駅 STASION』などの
巨匠カメラマン、木村大作さんなのだ!
「よろしくお願いします!」
「ところで、君とは初めてだったかな?」
「いえ、『鉄道員』でお世話になりました」
「あぁ、それは失礼した!」
これまで多くの俳優と仕事をしてきたのだから、
一作品だけの端役を憶えていないのも無理は無い。
北野武さんなんか『菊次郎の夏』に出ている僕を何度も忘れてたぐらいだ。
『鉄道員』では志村けんさんと喧嘩をしている炭坑夫の一人だった。
大御所の俳優、スタッフに囲まれてドキドキしてたよなぁ…。
「もうチラシに君の名前入ってるからね、逃げられないよ」
「えぇ? あぁ、ありがとうございます…」
「まぁ、君は山には登らないけどね」
「はぁ…」
「螢雪次朗が歳だから心配でな…、雪山で持たなかったら交換しようか?」
「俯瞰で撮れば多分どっちか分からないと思いますよ」
「わははは!」
※『突入せよ!あさま山荘事件』の会議室のシーンでの俯瞰カット(真上からの図)は
螢雪次朗さんと僕の頭部が一瞬どっちがどっちか分からない。
「僕、高校時代から国鉄、JRでも測量やってたんですよ」
「なんだぁ、早く教えてくれよ~」
「高校で三角測量を習ったんですよ」
「プロフィールに書いておけば良かったのに」
「でも特技・測量って、(この世界じゃ) 書きませんよね」
「そうだな (笑)」
68歳で初監督をしてる木村さんはとても元気で豪快だ。
監督兼撮影って、最近ではタランティーノ監督の『デス・プルーフ』を思い出す。
ちなみに僕も短編作品も同じスタイルだけどね。
すでに2007年4月から撮影している分のダイジェストを見せて貰ったのだが、
本当に実写なのかと疑ってしまうほど、美しく壮大な風景の連続だった。
日本にはまだまだ知られてない絶景があるんだな~。
浅野忠信君と久しぶりの共演! 再会がとても楽しみである。


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