2007.06.17 Sun
最後の父の日
父の三十三回忌と祖母の二十七回忌の法要の併修を勤めた。
実は恥ずかしながら、我が家では祖母の一周忌以降、法事を一度も勤めていなかった。言い訳になってしまうが、田中家はそれどころではなかったのかもしれない。これまで田中家は家族それぞれが交互に波乱続きだったからだ。法事を勤めていなかったからだと言われても仕方がないかもしれない。でも僕はこれまでの家族のピンチを先祖に何度も守られて来た気がしている。
三十三回忌は弔い上げで最後の法要になる。だからこれだけは逃してはならないと思った。
そして、この日を選んだのは僕らにとって最後の父の日になるだろうと思ったからだ。

木曽駒高原ホテルで直会(なおらい)を開いた。
久しぶりに親戚が一堂に会した光景を見た。施主としての挨拶にとても緊張してしまった。ちゃんとセリフを作って練習しておけばよかった〜。
子供の頃はこういった席から早く逃げたくて仕方が無かったのだが、久しぶりだったからか、歳のせいなのか、こうした時間がとてもいい素敵なひと時に思えた。
そして最後に皆で記念写真を撮ったりなんかして…。

これが数十年後にもっと愛しい写真になるんだよね。
僕が子供の頃に母の実家で撮った集合写真を数年前に見つけて、それがとても素敵だったから、是非ともいつか家族の集合写真とか撮りたいと思い続けていたんだ。
母とその子供三人で一緒に写真を撮った事なんて、今まであったんだろうか?
そして夕方になり、家族や親戚はそれぞれの住処へ戻るために散らばって行ったのさ。
何となくジョン・カサベテスの映画のシーンを思い出す…

親戚の墓地にて(197X)
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実は恥ずかしながら、我が家では祖母の一周忌以降、法事を一度も勤めていなかった。言い訳になってしまうが、田中家はそれどころではなかったのかもしれない。これまで田中家は家族それぞれが交互に波乱続きだったからだ。法事を勤めていなかったからだと言われても仕方がないかもしれない。でも僕はこれまでの家族のピンチを先祖に何度も守られて来た気がしている。
三十三回忌は弔い上げで最後の法要になる。だからこれだけは逃してはならないと思った。
そして、この日を選んだのは僕らにとって最後の父の日になるだろうと思ったからだ。

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