銀色の内トラのシーズン(BoBA映像講座 Vol.1)

「本番用意、スタート!」
って、まるで僕が監督しているように見えるでございましょう?
これは実は國村隼さん向けのカットの撮影で
会話セリフの相手としてカメラ横で國村さんの目線上に立たされているのであります。
出演者の中には時々、内トラと呼ばれる出演者がおります。
内部エキストラの略で撮影スタッフや関係者が端役でカメオ出演する事を指します。
「銀色のシーズン」の現場でもT.C.K と言われるグループ名で
僕らと同じ温泉組合員役を務めている内トラさん達がいます。
僕もスタッフとして参加していた頃はよく内トラで出演させて頂いておりました。
特に印象的なのは竹中直人監督「無能の人」。
喫茶店のシーンでの客役と民宿の2階の窓に見える謎の人影ってのをやらせて貰いました。
廣木隆一監督「夢魔」では恐縮ながらヒロインとベッドシーンなんて事も…。
でも僕なんか今でも内トラの延長のような仕事をしてるんです。
「バブルへGO!! タイムマシンはドラム式」で僕は編集カットされたというのに、
プロデューサーの人がとても印象的な役で出演してます。もう立場をを奪われちゃってます。
ROBOT製作の「踊る大捜査線」シリーズでもレギュラー化した内トラさんがいるようで、
同じようにこの作品のT.C.Kチームは僕らと常に一緒に出演してます。
僕のスタッフ時代からしたら、とても羨ましい環境です。
この中から将来のスターが出るかもしれません! なんつって。

この人は制作担当の金子さん。
制作部の中でも制作担当、制作主任、制作進行などの役職名があり、
今回、初めてその仕事内容の違いについて説明を受けたのですが、よく覚えられませんでした。
とにかく制作部の中では一番責任のある偉い人らしいです。
お子さんが産まれたばかりで、端役いや 早く逢いに帰りたいそうです。
そして彼のこの表情は僕が勝手に演出をさせて頂きました。素敵でございましょう?
額に輝く銀色の汗は彼が緊張しているからではありません。メイクさんが作ったものです。
僕よりもキャラクター作りに手間が掛かってます。
どのシーンで登場するかは観てのお楽しみ!
ただし、本編で大きく映るのは彼の後方で寂しそうにしている人ですけどね。
| BoBA映像講座 | 22:16 | comments:7 | trackbacks:0 | TOP↑
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