初めての来訪者

新居に引越しして、早くも一ヶ月が過ぎた。
ようやく段ボールの束も姿を消したので、一番最初の客人として母を招いた。
本当は玉川高島屋で外食するか、総菜を買うつもりだったんだけど、
連休のせいか、渋滞の挙げ句に駐車場が満車で入れず断念。
でも僕の新居には早く着く事が出来たって事だよね。
この歳になって、やっと母を招ける住居に住めたんだなぁ~
母が僕の住まいを訪れたのは、
僕がまだ東京暮らしを始めたばかりの頃の19年前の夏以来だ。
あの時、東京すら滅多に来た事の無い母は、
新宿副都心のビルを見上げて「誰がこんな建物を作ったんだ?」と腰を抜かしてた。
結局、都会の人ごみに怯え、僕の住むアパートから一歩も外に出ないまま、
観光すらもせずに田舎に帰ったのだった。
17年前に母は脳内出血で車イスの生活になってしまい、
家に招くというのは容易な事ではなくなってしまっていた。
だから次は絶対に完全なバリアフリーの住宅に住むと決めていたんだ。

どんなに玄関がフラットに造られていても、
トイレまで車イスの出入りを気遣われている物件は滅多にない。
新居も間取りや扉が大きく作られていたからこそ移り住んだのだけど、
母が車イスでトイレに入れなかったら、この引越しは失敗になるところだった。
結果、僅か1cm足らずのギリギリの隙間でどうにか入る事が出来よ。
昼から夕方まで、数時間の母の滞在はあっという間に終わってしまった。
物足りなく感じてるのは、今までのブランクのせい?
きっと、どれだけ尽くしても足りなく感じるんだろうな…
昔は離れたがってた癖にな…
これが親子の絆ってもんなのかねぇ~




| 物件マニア | 02:29 | comments:11 | trackbacks:0 | TOP↑
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