田中要次ブログ -BoBA BLoG-

田中要次 (BoBA) が綴る日記ブログ

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それは過ぎたかおる

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例えばカメラマンが言う。
「そのヤカン、もうちょっと中央にズラしてくれる?」
例えば助監督、それをズラしながら、
「どうですか?」
「お〜とっと、それは行き過ぎた、かおる」
周りのスタッフは失笑する。
「おまけに湯気も出過ぎたかおる…」

昔、僕が照明助手とかスタッフをやってた時に現場でよく聞いた駄洒落だ。

今日、控室で杉田かおるさんと一緒に居ながら思い出したので聞いてみた。
「過ぎたかおるって、業界用語になってるの知ってます?」
「知ってるわよ、デビューして三年後ぐらいから言われてたわよ」

おぉ、予想以上に古くから流行っていたんだなぁ〜

DVDが発売されたばかりの『スキヤキウエスタン ジャンゴ』の現場で、
僕が落馬をして現場を凍りつかせた事から、
三池崇史監督が言い出した「ボバる」という言葉は
果たして、その後も使われて浸透し続けているのだろうか?
さすがに自ら使う訳にもいかないもんな…

それにしても、杉田さんのお話はとても面白い。
自分の仕事が終わっているにも関わらず、
聞き逃したくなくて、帰る事を忘れてしまってた。
テイストは違うけど、柳沢慎吾さんに続いて、傍に居たい人だな。

『エジソンの母』の美月役もキレ味があって、とても面白いっすよね。
歴史ある彼女のオフィシャルサイトもシンプル且つ美しい。

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旧新座小学校の校庭は陽が当たっている内は暖かいけど、やっぱ寒かったな〜
賢人が「陽が落ちちゃうよ〜」と繰り返し呟いてた。
何気に現場にプレッシャー掛けてる?
さぁ、もっと大きな声で言ってみよう!つって。

おっと、まもなく第6話の放送時間ですね。
見終わったら、公式サイトの『どうして?動画』が面白いらしいっす!


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| BoBA映像講座 | 21:36 | comments:9 | trackbacks:0 | TOP↑

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BoBA@同朋大学『映画座談会』

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俺サマ、同朋大学に参上したよ。
ここで行われた『映画座談会14 映画の仕事師と語る7』というイベントに招かれたのさ。
僕が監督した短編『窯岡刑事』と『奪われた刑事』も久しぶりに上映された。
会場の後ろから久しぶりに自分の監督作を観ながら、やっぱ傑作だよなぁ〜と自画自賛。
上映後のトークは約一時間半もあったのだけど、
それでも語り足りないぐらいに、あっと言う間に終わってしまった。
今回は当校の学園祭のイベントかと思ってたんだけど、
それにしてはその世代の若者らが少ないなぁ〜と思ってたら、
学園祭のイベントとは直接には関係なかったようで…
窓から見えたメインステージに集まっている人の方がなんだか多いような気がしたよ。
ちゃんと僕からも告知をしておけばよかったかなぁ〜。

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会場で配られたパンフレットの背表紙。
表には当然ながら、「あるよ」と書かれていたのだけど、
背表紙には「…あばよ。」って、それは柳沢慎吾さんの持ネタだろぉ〜!!
遠くからみると、BoBAという文字がBoAにも見える。
NAGOYって何だろうと思ったら、NAGOYAと記されるべきはずの脱字だったようで…

今回、共同企画だったシネマスコーレという映画館。
僕がJR社員だった頃によく通った映画館であります。
嘗て僕はこの映画館のイベントに客として参加して、
役者になるきっかけとなった山川直人監督と出逢いました。
当時はこの映画館の会員でもあり、定期的に行われている映画サロンに参加してました。
まさに僕はこのシネマスコーレ(映画学校)で映画を学んだ卒業生みたいなもんです。
と、今日の座談会でも語らさせてもらいました。

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イベント終了後、シネマスコーレの関係者らと打上げ。
当時のサロンで一緒だった懐かしい人たちとも再会した。
もう出逢ってから20年も経つんだよなぁ〜と、しみじみ。
凄〜く久しぶりに再会したよなぁ〜と思ってたら、
前回に呼ばれたイベントからは3年振りだったようで…。
それが長いと思うか短いと思うかは、あなた次第!

別れ際、今度来る時はまた一つ成長してからねと約束したよ。
その為には…
どうする?俺!!


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| BoBA映像講座 | 23:38 | comments:13 | trackbacks:0 | TOP↑

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風を吹かせ続けて40年

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これ、何だと思いますか?
暑い炎天下の日の撮影現場用の大型扇風機…、ではありません。
風を送る送風機に違いはありませんが、決して涼む為のものではなく、
風が吹いている風景を作る為の送風機なのです。

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でも、単に風を送っても、人物の髪がなびくだけです。
そこでファンの前で粉塵や葉っぱなどを一緒に飛ばし、風に色を付けて見える風を作るのです。
これは "送風機" と書かれますが、"創風機" と書いても良い気がしますね。

大型送風機があると、現場にもダイナミック感が増し、役者陣、スタッフの志気も高まります。
でも煙の奥になってしまった人は当然ながら見え難くなるんだけどね〜…!!!

中には飛行機のエンジンを搭載しているもっと大きな送風機もいます。
使い方によっては、自走も可能だったりしてね?

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この現場で使われていた送風機のエンジンは40馬力のもののようで、
三船敏郎さんが経営していた三船プロ時代から使われているんだそうです。
って、この送風機のキャリアはいったいどんだけぇ〜!!

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1967年って…、もう40年ものではないですかっ!
車として考えたら、とんでもないビンテージものだよぉ〜!
よくぞ未だに現役で頑張っていらっしゃいますね、涙が出ちゃいますよ〜(T-T)
よほど大事に使われているんですね〜。
というか、近頃の日本映画では出番が少ないって事なのか…


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・追加日記「食欲を取るか、観欲を取るか?」9月20日分 UPしました!
・猫ブログ「ニャルホランド・ドライヴ」更新しました! tama02Susu03

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線路は作るよどこででも(BoBA映像講座 Vol.4)

とうとう4月になっちゃった〜。
東京では至るところで花見日和なんだろうか?
僕らは映画『銀色のシーズン』のロケでまだ雪を運び込んでは冬景色を作って撮影してんだいっ!
今日はホテル対岳館の前で乱闘シーンの撮影だった。
アクションシーンだけにカメラが3台出動し、気迫ある一日だったな。

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撮影現場では、時々レールが敷かれます。でも電車は来ません〜。
この上にカメラを乗せて移動しながら撮影することで、
ズームやパンとは違う、滑らかで立体的な効果を持つ映像が得られます。
この撮影の時はいつも必ず手すきのスタッフが一斉に集まって、
板やクサビをレールの下に挟み、水平が測られたレールが手際よく敷かれます。

僕はこの作業を見る度に、この世界に入る前の自分を思い出す。
かつて僕は国鉄からJRに9年近く務めてた。
線路を保守管理する保線という部署にいたので、レールとの関係はとても深かった。
国鉄(長野鉄道管理局)時代はレール交換の工事があると、
管理局内の各地からマイクロバスに乗って沢山の職員が集まり、
列車の走らない深夜の時間に何台ものライトを灯して工事作業をしてた。
限られた時間の中で終わらせなければならない緊張感もありながら、
それはまるでオールナイトのお祭りのようだった。

大勢の人が集まり、ライトを灯し、レールを敷いてる…
撮影現場は僕にとって過去の記憶と実にオーバーラップするものがある。
スタッフらが撮影用レールを作っているのを見るとつい手伝いたくなってしまう。
線路にいたから、この世界に繋がったのか、
この世界に行く為に、線路にいたのだろうか…
などとこじつけて考えてみちゃったりもするよ。

なんか、そんなニュアンスの映像を観てみたいよな〜。
あ、それってつまり「田中要次物語」か?
うぅ〜ん、その為には歴史に残る偉人にならなきゃな…


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銀レフのシーズン(BoBA映像講座 Vol.3)

映画『銀色のシーズン』のモーグル大会シーンの撮影はこの2日間、
雨や曇り空に祟られて、とても難航していた。
昨日なんか僕らは待機したままカメラ前に立つ事なく、一日が終わってしまってた。
誰か雨男がいませんでした? なんて誰かを疑ってみたりして…
そして本日ようやく久々の晴天! 今日こそ、このシーンをやっつけちまおうぜっ!

さてここで問題です。
羽住英一郎監督の新作映画のタイトルに使われている色は何色?
おぉっ、照明部の皆さん早い! どうぞお答え下さい!

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ほほぉ〜、全員、銀色の板を上げておりますね〜。
はい、そうですねっ!銀色です! 全員正解で〜すっ! なんつって…


照明部の皆さんが持っている板。これはレフ板、銀色のものを"銀レフ"と呼びます。
これは太陽の光が逆光だったりして、被写体の顔や影などが暗く写ってしまうのを防ぐ為に
銀レフで反射させた光を当てて、背景との光量バランスを補っているのです。
これだけの勢揃いして並んでいると精悍ですね〜
役者はこの光がどんなに眩しくても、しかめっ面にならないように注意しましょう。
太陽の下では電源を必要とする重たく大きなライトも要らないので、
気のせいか、照明部の皆さんの顔も穏やかに見えますね。
真ん中に立つオレンジのジャケットの人が照明部のボス、磯野さんです。
この人がこの映画の光のマジックを指揮してるのです。

僕も27歳でこの世界に入ってから3年ほど、照明部としても映画などに参加をしておりました。
だから照明部の皆さんには特に親近感が沸きます。
怒鳴られてる若いスタッフを見ると昔を思い出して同情しちゃいます。
昔、映画『119』の現場で大失敗をしてしまい、落ち込んで現場の片隅で作業をしていた時、
鈴木京香さんが借り物をしたお礼にと僕にチョコレートをくれた事がありました。
そんな彼女が僕には女神に見えました。

数年後、本広克行監督『サトラレ』で役者同士として京香さんと再会出来た時は
涙が出るほど嬉しかった。あの作品もROBOT製作だったんだよな…。
プロデューサーの堀部さんにお世話になるのも『サトラレ』以来になる。



そして本日ようやくモーグル大会のシーンをやっと、本当にやっと、撮り終えたのであります!
その最後が僕のセリフ録りだったなんて、記念になるわぁ。
一ヶ月前にリハーサルをしてから今日まで、約1ヶ月間を要したこのシーンが終わったので、
その瞬間はまるでクランクアップでもしたかのような歓声が上がってた。

久々に感じる事が出来た達成感。
今日は旨いビールが飲めそうだよ〜。


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| BoBA映像講座 | 19:30 | comments:8 | trackbacks:0 | TOP↑

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