映画
『銀色のシーズン』のモーグル大会シーンの撮影はこの2日間、
雨や曇り空に祟られて、とても難航していた。
昨日なんか僕らは待機したままカメラ前に立つ事なく、一日が終わってしまってた。
誰か雨男がいませんでした? なんて誰かを疑ってみたりして…
そして本日ようやく久々の晴天! 今日こそ、このシーンをやっつけちまおうぜっ!
さてここで問題です。
羽住英一郎監督の新作映画のタイトルに使われている色は何色?
おぉっ、照明部の皆さん早い! どうぞお答え下さい!

ほほぉ~、全員、銀色の板を上げておりますね~。
はい、そうですねっ!銀色です! 全員正解で~すっ! なんつって…
照明部の皆さんが持っている板。これはレフ板、銀色のものを"銀レフ"と呼びます。
これは太陽の光が逆光だったりして、被写体の顔や影などが暗く写ってしまうのを防ぐ為に
銀レフで反射させた光を当てて、背景との光量バランスを補っているのです。
これだけの勢揃いして並んでいると精悍ですね~
役者はこの光がどんなに眩しくても、しかめっ面にならないように注意しましょう。
太陽の下では電源を必要とする重たく大きなライトも要らないので、
気のせいか、照明部の皆さんの顔も穏やかに見えますね。
真ん中に立つオレンジのジャケットの人が照明部のボス、磯野さんです。
この人がこの映画の光のマジックを指揮してるのです。
僕も27歳でこの世界に入ってから3年ほど、照明部としても映画などに参加をしておりました。
だから照明部の皆さんには特に親近感が沸きます。
怒鳴られてる若いスタッフを見ると昔を思い出して同情しちゃいます。
昔、映画『119』の現場で大失敗をしてしまい、落ち込んで現場の片隅で作業をしていた時、
鈴木京香さんが借り物をしたお礼にと僕にチョコレートをくれた事がありました。
そんな彼女が僕には女神に見えました。
数年後、本広克行監督
『サトラレ』で役者同士として京香さんと再会出来た時は
涙が出るほど嬉しかった。あの作品もROBOT製作だったんだよな…。
プロデューサーの堀部さんにお世話になるのも『サトラレ』以来になる。
そして本日ようやくモーグル大会のシーンをやっと、本当にやっと、撮り終えたのであります!
その最後が僕のセリフ録りだったなんて、記念になるわぁ。
一ヶ月前にリハーサルをしてから今日まで、約1ヶ月間を要したこのシーンが終わったので、
その瞬間はまるでクランクアップでもしたかのような歓声が上がってた。
久々に感じる事が出来た達成感。
今日は旨いビールが飲めそうだよ~。
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