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田中要次ブログ -BoBA BLoG-

田中要次 (BoBA) の日記ブログ

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高校時代にこんな発想が欲しかった〜

たまたま、Eテレ『青春舞台2014』を観た。
高校演劇の甲子園、第60回全国高等学校演劇大会で最優秀賞を獲得した、
久留米大学附設高等学校 演劇部の『女子高生』。
文化祭に『男く祭 (おとこくさい)』という名が付くぐらいの元男子校の演劇部。
男子部員19名、女子部員1人という状況を逆手に取って、男女を逆転させて学園劇が作られていた。
男子が全員で女子校生を演ずるという、
演劇の醍醐味の原点に気付かされた気がして、とても好感を持って観させて頂いた。
自分も男子だらけの高校で演劇部に所属していた事があっただけにね。
当校のOBには鳥越俊太郎さん、ソフトバンクの孫正義さん、演出家の松居大悟さんもいる。
この演劇部から更なるスターが育ってくれたらイイね!
優良賞だった長野県松川高等学校も頑張れ!

| 鑑賞 | 18:25 | comments:1 | trackbacks:0 | TOP↑

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ビクトル・エリセ監督の言葉にハゲまされた日

昨晩にNHK-BSプレミアムで放送された
『311~映画監督62人が見つめた大震災~ 』を観た。
なら国際映画祭と仙台短篇映画祭に集められた3分11秒の作品群のドキュメント。
映画祭の背景や制作過程が見えて、それぞれの作品も伝わりやすく感じられた。

僕も仙台短篇映画祭の『311 明日』に
「蝶蜻蛉は虹の夢を見る」を出品しているのだけれど、
番組で紹介された作家たちの真摯な姿勢を見て、
そこに自分が名を連ねている事に恐縮してしまった。

番組で僕の作品が紹介される事はなかったけど、
それでも最後のクレジットに名前と作品名を見て嬉しなってた。
62人のひとりとして認めて貰えた気がして…

そんな僕の作品は今週末 10月29日(土) に茅野市で開かれる、
第14回 小津安二郎記念 蓼科映画祭 で特別上映される事になりました!
昨年、長野朝日放送で制作した「die dream believer」も奇跡の同時上映です!
短編映画コンクール授賞式の後に上映となります。
僕も当日はトークゲストで出席させて頂きます。
お近くの方、観て頂けたら幸いです。

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『3.11 A Sense of Home Films』に出品し、来日していた ビクトル・エリセ監督が、
番組の最後で語っていた言葉に励まされて、メモってしまった。


映画とは冒険です。

大事なのは意志を持つ事。
何かをしようとする意志です。
小石を投げると波が広がります。
その最初の行動が大事なんです。
石(意志)を投げなければ、水は動きません。
まず誰かが石を投げる事。
そうすれば、その波は自ずと多くの人に届いてゆくのです。
つまり映画は皆のものなんです。

映画を作る事は冒険だと思います。
そして冒険の条件は、荷物を軽くする事。
まだ見ぬ世界の扉を開く為に
恐れず、冒険に乗り出して行こうじゃありませんか。

ビクトル・エリセ




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| 鑑賞 | 17:34 | comments:3 | trackbacks:0 | TOP↑

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君は『ブラック・スワン』を観たか?

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ナタリーポートマン主演の『ブラック・スワン』を観た。
赤坂で舞台『こんにちは赤ちゃん』を観劇させて頂いた後に、
夕食まで時間があるからと序でに観たつもりでブッ飛ばされた。
映画を観ながら、これほど顔を引きつらされた事はないかもしれん~

ナタリー・ポートマン、見事な役作りでした。
そりゃゴールデングローブ賞は貰っちゃいますよ~

ウィノナ・ライダーがさりげなく痛々しい役で存在していたものいい。

『ハスラー』以来のダーレン・アロノフスキー監督作品。
実は『レスラー』と『ブラック・スワン』は元々ひとつの物語として企画されていたらしい。
落ちぶれたレスラーと主役を勝ち取ろうとするバレリーナ。
対局に見えて、不安と苦悩から逃れられないのは同じだもんな…

サイコスリラー的な要素がなかったら、只のバレリーナ映画になってしまう。
このミクスチャー感覚とクオリティーの高さが新しい刺激を生み出す。

こんな手応えのある作品に関わりたいものだ…


そう言えば『こんにちは赤ちゃん』でも真矢みきさんが踊りを魅せてくれてた。
三宅裕司さん選曲のメドレーが踊って歌うだけで笑わせてくれてます。

この日のテーマは「踊る女」だったという事で…


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| 鑑賞 | 17:59 | comments:7 | trackbacks:0 | TOP↑

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ツイッターからも辿り着く宇野祥平

昨日の夕方、夜はどうして過ごそうかと考えながらツイッターを開くと、
「だれかおらんのか!」と山本浩司くんのツイートが見えた。
「いるよ」と試しにリツイートしてみたら、
「『超・悪人』招待券が一枚余っています」と返ってきた。

どんな映画なんだろうと検索してみたら、
白石晃士監督の新作で主演がなんと宇野祥平氏らしい。
ここ最近に観た『劇場版 神聖かまってちゃん』『真夜中からとびうつれ』
どちらにも彼は出演していた。
そして、いつの間にか主演作品もあるとは…
大杉漣、田口トモロヲ、山本浩司に続き、
今、日本映画は宇野祥平なのかっ!?
そう思わされずにはいられなくなってしまった。

丁度よく松永大司監督も『超・悪人』を観に行くというツイートもあり、
それほど注目されている作品ならばと山本くんに乗っかった。

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上映時間ギリギリに入ったポレポレ東中野は超満員!
僕は補助席で観たのだった。

斬新なアイデアで撮影されたパンチのある作品だった。
役者が観たら、きっと誰もが驚愕し感銘するだろうな。
たった二日間で撮影されたというこの作品、
長い1シーンを基本1カットで収められている事を知って驚かされる。
それだけ演者の力量が試されるからだ。
緊張感と臨場感が途切れない見事な演出に圧倒された。

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日本映画は今、宇野祥平が来てるぞっ!

観終わって外に出ると、伊藤猛さん、森岡龍くんらも来ていて、
この作品への注目度の高さが伺われた。

関係者の打ち上げに混ぜて貰って朝方まで呑んでしまった。
なんだか昔の駆け出しの頃を思い出すよ…

それにしてもツイッターからこんな展開があるなんてね…
これほどツイッターが面白く使えた日はない。


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| 鑑賞 | 12:21 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

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『投げられやすい石』を観ると…

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ハイバイ『投げられやすい石』を観た。
共演歴の何度かある内田慈ちゃんが出演してるんだ。
何の予備知識も入れずに観に行ったんだけど、
これは人に勧めたいぐらい楽しめた。
東京は今日で終わっちゃったんだけどね…
2月からは名古屋、三重、京都、広島、福岡に行くみたいだよ。
お近くの方は是非とも御覧なってみて下さいませっ!

何処までが台本なのかと探りたくなるぐらい会話が生々しく、
こちらを笑わせながらも物語の緊張感は途切れない。
絶妙な空気感が流れる痛快な作品でした。
出演者全てが個性的で名前を覚えたくなってしまったよ。
だから、ここにメモっておく。

『投げられやすい石』
作・演出:岩井秀人
出演:松井周/内田慈/平原テツ/岩井秀人



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こまばアゴラ劇場まで自転車で行った帰り道、
知らぬ間に後輪の空気が抜けてしまって走行不能に…
自転車を押しながら、夜景の写真を撮ったりしてた。
歩かないと見つけられない風景ってあるもんだ。

なんて思いながら、デジカメをポケットに入れた瞬間、
遠くから神経質そうな長身の男がやって来て、

「今、何してた?」
「いや、その…」
「こんな時間に何を撮ってんだ?」
「それは~そのぅ~…」
「盗撮だろ?」
「いえ、違います!」
「許可とったんか?」
「いや、それは…」
「なら盗撮じゃないか!」

なんて事を想像させる帰り道だった。


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| 鑑賞 | 23:48 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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まさしく映画三昧

昨年に日テレの『映画王国』で放送されて録画したままだった、
『地底の原始人/キングゴリラ』(1970) という映画を観た。
監督は『エレファントマン』や『ケープ・フィアー』の撮影監督でも有名な、
フレディ・フランシスという方らしい。
突っ込みどころ満載で失笑気味に楽しめたが、
妻の母さんを誘って一緒に観させてしまったのだけは後悔してる。
地底から発見された原始人に人類学者の研究所長が人形遊びやボール遊びを教えるが、
毛皮の腰巻きや履物を身に付けていた事には何も触れなかったなぁ~
おまけに指の爪はどうやって手入れをしていたのかも気になってしまった。
後の1973年にはジョン・ランディス監督がこの映画を元に
『シュロック』というパロディー映画を撮ったそうな…
どうせなら、それも観てみたい~

だからという訳でもないのだが、
お台場のシネマメディアージュで『シュレック・フォーエバー』を観た。
3Dで観たかったから日本語版を観たんだけど、
ランプルスティルスキンのキャラはまさに劇団ひとりさん向けだったね。

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そしてもう一本、リドリー・スコット監督『ロビン・フッド』
史実があって作られたのかなと思うぐらい重厚な映像と演出で楽しめた。
ケビン・コスナーのロビン・フッドも記憶に新しいんだけど、
もうその頃から20年近くも経っていたんだねぇ~
ラッセル・クロウ版は今までのロビン・フッドの中で最年長じゃなかろうか?
日本にも伝説のイメージを覆すヒーローキャラが出て来て欲しいね~
オイラが似合いそうなキャラって無いだろうか?


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| 鑑賞 | 22:44 | comments:8 | trackbacks:0 | TOP↑

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極力人間関係回避型悲喜劇の妙

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昨日、四国松山に日帰りの仕事に行って来た僕は、
その夜に tsumazuki no ishi『ハバカリ・ザマ in寝覚子SA2010夏』を観た。
早朝出発だったので、帰宅して眠りたいぐらいだったのだが、
昼公演を観た妻から「メチャクチャ面白かった」とメールが届き、
観ずにはいられなくなってしまったんだ。

昨年の『トランスフォーム、ゴーホーム』も傑作だったけど、
今回はオーディションをして起用したという若手客演陣を加え、
総勢19人でのサービスエリアのトイレを舞台にした奇天烈な悲喜劇を魅せてくれた。
僕が稽古中の舞台でも盗みたくなるようなキャラだらけだったよ。

最近の tsumazuki は陰気的ながらもワイルドな展開が清々しい。
役者が生々しく、怖くも見え、可笑しくも見え、
相変わらずの暗めの照明演出は演者をミステリアスにする。
人に勧めたいのに、公演期間が短くて勿体ないなぁ~
もっと長くやってもイイと思うんだけどなぁ~

なんだかんだと僕が毎年見続けている唯一の劇団。
そんな tsumazuki no ishi『ハバカリ・ザマ in寝覚子SA2010夏』
本日楽日15時より開演!


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| 鑑賞 | 12:35 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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昼に観たけど『ドナサマーナイト』

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『サラリーマンNEO』で御一緒させて頂いている、入江雅人さん作・演出の
劇団SHA.LA.LA『DONNA SUMMER NIGHT』 を観た。
劇団自体は12年振り、ウッチャンナンチャンが出演するのは18年振りなんだそうな。
タランティーノと入江さんと僕は同い年だからさ、
1963年前後生まれの世代をくすぐるネタが満載で面白かったよ~
入江さんの台本、演出センスはやっぱり変でキュートでイイよね。
座長の出川哲朗さんの声のツブれ具合もリアルな味になってて良かったなぁ~
何よりも、昔の仲間が再び集まって何かやるって、とても素敵だよ~
なんか、そういう事を求める歳になったんだなぁ~

劇団SHA.LA.LAを観た事の無い貴方!
次はいつ観られるか分からないから必見じゃありません事?


『DONNA SUMMER NIGHT』
作/演出/出演:入江雅人
     出演:出川哲朗、内村光良、南原清隆、ARARI
        仁井田さゆり、朝山まゆみ



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| 鑑賞 | 22:26 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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代官山に水中庭園!?

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フォトグラファー飯田かずなさんの個展『水中庭園』へ。
水族館や専門店、料理店の水槽の中の魚たちをスナップした写真が
かずなマジックによって見事にファンタジックに仕上がっていました。
彼女は草彅剛くんの『チョナン・カン』のポスターなど、
色鮮やかなアート・ディレクションが印象的で、
映画『ラブ☆コン』のアートディレクターをしていた時に知り合いました。

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開催期間はSPEAK FORにて、6月9日(水)まで。
代官山にお越しの際は是非とも立ち寄って見て下さいませっ!


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| 鑑賞 | 23:43 | comments:1 | trackbacks:0 | TOP↑

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楽器から絵筆に持ち替えたジョン

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ワタリウム美術館で開催中の『ジョン・ルーリー ドローイング展』を見た。
サックス奏者であり、個性的な俳優でもある人なのだが、
楽器の替わりに絵筆を持っても、個性的で素晴らしい絵を描く人なんだなぁ~
何といっても背景の色彩や柄がとても繊細で素敵なんだ。
感覚で書いているように見えて、とてもディテールが深い。
一枚買って飾りたいと思ったぐらいさ。

もう明日までなんだよ。
お近くの方は是非とも観てみて下さい。


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| 鑑賞 | 23:03 | comments:3 | trackbacks:0 | TOP↑

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『第9地区』の感染から5時間後

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夕方から台場の湾岸スタジオで衣装合わせがあったので、
その前にシネマメディアージュで映画『第9地区』を観た。
賛否が分かれているらしいけど、僕にはハンパねぇ作品だったよ。
『アバター』とは見せ方のアプローチが違うんだよね。
ニュース映像でも見ているかのようなドキュメントタッチな演出だから、
手持ちの荒々しい映像に酔ってしまう人はいるかもしれない。
嘗てスピルバーグ監督の『宇宙戦争』を観た時も驚いていたけれど、
それを遥かに上回るような緻密な映像を作り出している。
もしかしたら、作り物じゃなくて本物じゃないの?と言いたくなるぐらいだ。

作品のパワーに圧倒されたせいか、
見終わって、ドッと疲れを感じたよ。

その後に行った衣装合わせでもテンション高くて、
ラストシーンにも僕が出た方がいいのでは?と言ってみたり、
続編は宇宙人の変死体が発見されるところから始めましょうと言ってみたり…

『素直になれなくて』の撮影で風吹ジュンさんの控え室を見たのに、
撮影中かと思ってノックもしてみないでスタジオを出た後で、
実は友人のメイクさんと中にいたと知らされて悔やんでみたり…

『第9地区』を観た僕は9番地への移転を決意したのでした。
あぁ、いつになったら母船に帰れるのだろう…
何を言っているのだろう…


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| 鑑賞 | 22:46 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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『アバター』はエクボじゃねぇよっ!

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春休みも終わり、落ち着きを見計らったところで、やっとこさ『アバター』を観たよ。
IMAXの3Dが良いとの評判だったので、109シネマズ川崎へ。
シアター7の前から4列目、E-18という席だったけど、
視界を画面一杯にして楽しむには最適の位置だったぜぇ~

それにしても、ハリウッドのCG技術は本当に凄いレベルだなぁ~
実写的な映像を見せるだけでも驚きだったのに、
立体的に表現して観せるまで進化してしまったのだから…
それも完成までに数年もの時間を費やしたと聞く。
この映像世界を超える作品はこの先、十数年は不可能だろうな~

記録的なロングランヒットのみならず、
中国では上映中止になったり、本国でも反米映画と言われてみたり、
作品の内容が国家をも揺るがした事実は脅威である。
でも寓話として楽しめないと辛い映画になってしまうぞ~

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見終わると3席右隣の人から声を掛けられて振り向くと、
音楽プロデューサーの 福田裕彦さんがいました。
2年前の『Act Against AIDS 2007』でお世話になった方です。
井口昇監督『ロボゲイシャ』の音楽も担当されたそうです。
福田さんは昨日初めて『アバター』を観て、また今日も来てしまったんだとか…
なるほど~、男子ならその気持ちは判りますよ~
3Dテレビも楽しみだけど、この迫力だけは映画館でしか味わえないよね。

さぁ、次は『アリス・イン・ワンダーランド』だニャ~
予告編でチェシャ猫が目の前まで飛び出てました。
「あばた~!!!」


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| 鑑賞 | 21:15 | comments:8 | trackbacks:0 | TOP↑

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『蘇りの血』で蘇る記憶

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ユーロスペースにて、映画『蘇りの血』を鑑賞。
この作品、中村達也氏が主演なのだ!
彼は按摩師オグリの役なのだが、
さすがドラマーだけあって、その腕さばきは見応えがある。
叩き方はプロにも真似られない速さなのだ。
今度逢ったら、彼のドラミング・マッサージを是非とも体験してみたい。

ヒロインは草刈麻有ちゃん。
実はその前日に、PVの現場で彼女と共演したばかりだったので、
その驚きに付け加えて嬉しくもあった。
この映画を観てからだったら、更に感激出来たんだろうけどね~

他にも渋川清彦君、マメ山田さん、鈴木卓爾氏など、
久しく逢ってない人々が続々と登場してきて、
今更ながら、この作品に参加したかったと思わされてしまったよ。
豊田利晃監督とは嘗て彼が助監督時代に、
『王手』という作品で僕も照明部として一緒だった事もある。

スタイリッシュのようで滑稽的なノリもあり、
僕ら世代には懐かしい感覚で楽しめる映画ですじゃ。
石井聡互監督を思い出したのは僕だけだったろうか?


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3D映画で泣き初め



2010年の初映画は3Dで『アバター』を観ようと思ったのだが、
平日になるのを待っても事前予約が全く取れず、
『パブリック・エネミーズ』なら大丈夫かと思って映画館に出向いたら、
受付カウンターで残席僅かだった4席が目の前で消えてしまった。
途方に暮れかけた時に『カールじいさんの空飛ぶ家』が目に入った。
せっかく新宿まで来たのだし、これを観る事にした。

それにしても、3D上映というだけで鑑賞料金は2,000円も取られ、
観賞用の3Dメガネは返却しなければならなというのもケチ臭いと思ったのだけど、
本編が始まって、立体になっているディズニーのロゴを見た時点で文句は吹っ飛んだ。
予想以上に3D映像が鮮明でクオリティーが高かったからだ。
デジタル上映の現代だからこそ、ブレの無い立体映像が表現出来たんだねぇ~

そして、物語が始まって僅か10分程度で僕の涙腺は緩まされていた。
カールじいさんと奥さんの半生を無言で表現するとは見事なのものだ。
この映画、実はTV用のCMを観た時点でも泣かされてしまっていたんだよね。
CMで泣けたなんて、生まれて初めての事だったかもしれない。
愛する事に健気で切ない物語には弱いんだよなぁ~

3D映画鑑賞の入門としては正解だったかもしれない。
この映画の立体感だけでドキドキしてたと言う妻は、
逆に『アバター』を観る事に不安を抱いてしまったぐらいだ。
ピクサーのCGアニメ作品ってばさ、
子供から大人、そしてプロをも必ず楽しませてくれるから見事なもんだ。


あ~、まだまだ観たい映画が沢山あって困っちゃうぅ~っ!
おまけに映画に沢山出たくて困っちゃうぅ~っ!


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| 鑑賞 | 18:29 | comments:7 | trackbacks:0 | TOP↑

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『イングロリアス・バスターズ』を観バスターズ!!

舞台稽古の終了後、試写を観る為に東京国際フォーラムへ。
『KILL BILL』でお世話になったクエンティン・タランティーノ監督の新作、
『イングロリアス・バスターズ(Inglorious Bastards)』のプレミア試写だったのさ。

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タランティーノ監督は主演のブラッド・ピットらと共に、
レッドカーペットならぬイエローカーペットに登場してファンサービス。

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「面白さタランかったら、全額返金しバスターズ!!」って、強気だぜぇ~
但し、上映開始後1時間以内という条件が付いている。
そりゃ観終わってからでも有効だったら、ズルい奴は面白くなかったって言うもんね。
でも違う意味で、退場してしてしまう人はいるかもしれん…
なにせ、クエンティンの映像はエグいところが多々あるからね。
でもやっぱり彼の作品は刺激的だ。
戦時中が舞台なのに、まるで西部劇か或いはマフィアものみたい。
笑わせてくれながらもクールに緊張感を落とさない。
特に会話の脚本センスは抜群だと思う。なんて空々しくスリリングなんだろう。
気が付けば、こんなタイプの映画が日本には無くなってしまってるような…

音楽にデヴィッド・ボウイの『Cat People (Putting Out Fire)』が使われている。
1982年の映画の主題歌だが、今回使われた理由は副題がなんだろうな。
タランティーノの映画で初めてリアルタイムに知ってた曲を聴いたのも嬉しかった。

見終わって、一杯やりながら語りたかったんだけど、
同行したメンバーは夜も遅かったからか、早々と散らばってしまってた。
クエンティンの連絡先を聞いておけばよかったと後悔…
今回はもう滞在中に逢う事は出来ないんだろうか?
とは言っても、未だに英語が話せない…
彼が来日して逢う度に、僕は英語力が進歩してない事を後悔する。


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秋でも『サマーウォーズ』

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遅ればせながら、やっと『サマーウォーズ』を観ました。
夏モノっぽいタイトルだけど、まだ上映してくれて嬉しかった。
これは大ヒットしてるって事なんだな?
自分が参加した映画がロングランしてるって、とても嬉しい事だよ。

アフレコに参加した時にラフなアニメは見ていたけど、
完成されたアニメはとてもディティールが細かくて圧巻でした。
我ながら、別のキャラクターに自分の声が乗っかってる違和感にも照れました。
録音された自分の声を生まれて初めて聞いた時のような気分だったな。
自分の声が意外と若く聞こえてしまい、
長男である頼彦らしくなってたのかなと不安にもなったりしてね。

長野県上田市が舞台であり、上田電鉄や上田高校、松商学園高校など、
実存する名称が使われていて、長野県民には堪らないリアリズム。
画面の迫力だけでなく、涙腺を熱くさせてくれる情感もしっかり描かれている。
家族が沢山集まった時に皆で観て欲しい映画だと思いました。

そして山下達郎さんの「僕らの夏の夢」がイイっ!
まるで昔から聞いてたかのように普遍的。
素敵な楽曲で最後の最後を締めてくれてます。

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映画を見終わった後に見えた夜景が、
何となく仮想世界のOZに見えたのでした。


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『グラン・トリノ』みたいな男気

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やっとこさ『グラン・トリノ』を観た。
以前、ロードショーの最終回に行ったら満席で入れなかったからさ。
下高井戸シネマは最後の砦だね。
きっと上映してくれると信じて待っていたよ。

なんと昨日からDVDも発売されてたんだね。
でもやっぱり大きなスクリーンで観ておきたいな。

クリント・イーストウッド曰く、俳優として最後の作品。
今まで演じてきたヒーロー像の集大成を感じたな。
戦争、暴力、人種、家族… 
この世が抱える様々な葛藤をさりげなく突き刺してる。
監督として今まで描いてきた作品の続きを観ているような感覚にもなった。
イーストウッドだからこそ、説得力を持って描けた作品。
老いぼれながらも、最後まで男を見せつけられてしまったなぁ。
こんな男気を見せてみたいよなぁ~


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25年後に蘇る興奮

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お台場の日本科学未来館で開催中の『ターミネーター展』に行ったんだ。
我ながら、こんなに『ターミネーター4』にハマるとはねぇ…

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色んなバージョンのターミネーターの中でも、
T-600モデルが自分的にはサイズ的にも力強くて好きだな。

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何よりも一番お目当てだったのは、モトターミネーター。
劇中の質感よりも乾いた感じだったけど、本当にこのデザインは素晴らしいねぇ~

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平日の閉館1時間前は予想通り、穴場の時間帯だった。
他の客を気にする事無く、好きなアングルから撮る事が出来たよ。
モトターミネーターのカタログに起用して欲しいぐらいの写真が撮れたと思うぞっ!


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『ターミネーター4』を観ねーと!

昼過ぎに車とバイクの洗車をした。
それが終わって一息つきながら、
まだ一日の充実感が満たさない気がしてならなかった。
夜まではまだ時間がある…
映画を観ようと思った。
家で観る?それとも映画館?

気分的に洋画のSFアクションものが観たい。
『トランスフォーマー/リベンジ』はまだ公開前だし、
『スタートレック』は丁度いい時間の劇場がない。
『ターミネーター4』は始まったばかりで、
一番楽しみにしている映画だけに最後に取っておきたくもあった…

取り合えず、新宿に行こう。
いつもの駐輪場が満車だったら諦めよう。

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そして新宿に行くと、今日観なさいとばかりに駐輪場は空いていたのだった。
新宿ピカデリーも17時からの回は混んでなかった。
受付の人は余り勧めない6列目だったけど、
僕には大き過ぎず、迫力ある丁度いいサイズで観られる席だった。

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いやぁ~、面白かったなぁ~
今までの『ターミネーター』シリーズの中で一番出来が良くて気に入ったよ!
今作、日本タイトルは『ターミネーター4』だけど、
英語タイトルでは『TERMINATOR SALVATION』になってる。
本来は新三部作の序章という事らしいね。
それでもストーリーは『T1』(一作目) にちゃんとリンクされてる。

正直言って、このシリーズは『T2』で落胆して、『T3』には興味すら持てなかった。
まず T-800型 (シュワルツェネッガー顔)が味方になった事が受け入れられず、
更には液体金属 (擬似多合金?) 製のT-1000やT-Xタイプのアンドロイド、
これがアニメ的な発想で現実離れをしていて乗れなかった。

でも新作は冒頭の戦闘シーンから驚きのカットで観る側を引き込ませ、
ターミネーターは『エイリアン』みたく恐さが倍増し、
未来の背景は『マトリックス』みたく、荒涼としている。
クリスチャン・ベイルを始めとする役者陣もシブくていいし、
スカイネット軍のマシンたちも気味悪いいっ!

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モトターミネーターというバイク型ターミネーターはドゥカティ製なんだって?
H.R.ギーガーのエイリアンを彷彿させるデザインだよね。

ちょっと興奮気味で、帰宅後もターミネーター検索が止まらないよ~
本編サイトはまるでゲームソフトみたいに奥深く出来てる。
YouTubeには『ターミネーターVSロボコップ』なんてミクスチャー短編があるぞ~
そして次回作にはイチロー出演の情報まで…!!!

ハァ~、オイラもターミネーターに出たいな、なりたいな~
ここんとこ硬派で男を感じさせる映画が大好きだ。
最近の日本の活劇の具合はどうだい?


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逞しき元○○の物語

久しぶりに新宿ミラノで映画鑑賞二本立てに挑んだ。
『ザ・スピリット』そして『チェイサー』というメニュー。

偶然なのだが、この二作品の共通点に今頃になって気が付いて驚いてる。
どちらの主人公も元○○なのである!
ネタバレになっちゃうから伏せといた方がいいかな?
この立場が両作品とも巧く活かされてたよなぁ~
そしてどちらも善悪二元論を壊しているところがいい。

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『ザ・スピリット』はフランク・ミラー監督特有の映像タッチが健在。
『シン・シティ』も好きな僕にとっては堪らない映像美。
気が付けば昼のシーンも無く、暗闇を活かして作られてる映像はまさに、
普通の実写映画ともアニメとも似て非なる削ぎ落とされた世界観を作り出している。
ヒーローものには最適な効果だと思う。
滑稽をスパイスにしたセクシーでクールな映画って大好きさ。

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『チェイサー』はポスターのイメージからして、
粋なアクション映画かと思ってたんだけど大間違いだったよ。
『殺人の追憶』以来、見終わった後もズシリと胸に残る韓国映画だった。
なんて重厚巧みな脚本、演出、そして演技だろうか!
日常的な滑稽さも描きつつ、じわじわと来る恐怖、そして押え切れなくなる怒り…
それは観ているこちらまでも葛藤しながら観てしまったほどだ。
先日、警察の暴力について書いたばかりなのだが、
この映画を観ていると、卑劣な犯罪者に弄ばれ、追い詰められてしまうと、
殴ってでも自供させたくなってしまう気持ちも分からんでもない。
法律は人権を守る為にあると思うのだが、
それを逆手に取られて犯罪者が裁かれないともなると、
こちらから破ってしまいたくなるものだ。それが怒りというものだ。
勿論、この映画はそれを問題テーマとしている訳でもなく、
連続殺人事件の行方を追う羽目になってしまった男の物語だ。
これほどドキドキハラハラさせられた上で、心に突き刺さる作品は滅多にないぜ!
韓国映画は骨太な作品が今でも健在なんだね。
ナ・ホンジン監督、憶えておかなくてはならない名前だ。
ハリウッドがディカプリオ主演でリメイク権を取得しているみたいだけど、
これだけ完成度の高い作品にどれだけ立ち向かえるのか楽しみだね。

日本映画も、もっと逞しくなれっ!


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| 鑑賞 | 23:59 | comments:8 | trackbacks:0 | TOP↑

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